本日、よこはま国際フォーラム2018で「アフリカの今~1年後のTICADに向けて~」を開催しました。

在京アフリカ外交団TICAD委員長で、在日カメルーン大使館のピエール・ゼンゲ大使のビデオメッセージにつづき、第1部「カラハリ砂漠の子育てに学ぶ」の丸山淳子さんの講演が行われました。アフリカに人類学者として関わるようになられたきっかけ(意外と”緩い”ものでしたが…)に始まり、ボツワナの「ブッシュマン」あるいは「サン」と呼ばれる人々の、急激な変化を遂げた(あるいは遂げさせられた)暮らし、そこでの葛藤などについて話ていただきました。「子どもはみんなが育てる」「生きるものをコントロールなどできない(わが子も、自然も)」「一貫性より柔軟性」「子どもにはねだることを学ばせ、そしてわかちあうことも学ばせる」などなど、その子育ての姿勢は共感をおぼえつつ耳の痛い話でもありました。

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続いて、第2部「オズワルドの世界~Everything becomes music~」では、オズワルド・コアメさんのワークショップでした。コートジボワールの写真や幼少の頃に庭先でダンスを踊るオズワルドさんの動画を見せていただきながら、コートジボワールの概要とミュージシャンになったいきさつをお話いただきました。続いて、いよいよ文字通りの「Everything becomes music」の実演。コップに入れた水をボールに流しながら、その音をバックに歌を披露されたり、爪楊枝の入ったケースをシェイカーのように振って何種類もの音を出したりと、見事な音とリズムの世界に参加した皆さまも釘づけでした。最後は、全員で一緒にリズムをセッションし、あっという間の45分が終りました。DSCN5371

全部で110分という時間で、とても密度の濃いアフリカ体験になったかと思いますが、参加された皆さんはいかがだったでしょうか。準備に時間をかけて綿密な準備をしていただいた講師のみなさま、日曜日の夜に足を運んでいただいた参加者の皆さま、そして本講座の開催の機会をくださいました、よこはま国際フォーラムの皆さま、ここより御礼申し上げます。ありがとうございました。