2月2日(土)よこはま国際フォーラムに参加し、表記タイトルのセミナーを開催しました。今回は、檀上のパネリスト同士のディスカッションではなく、参加した皆さんからの質問に応える時間を優先しました。

まずはじめに、横浜市国際局の名倉直アフリカ開発会議担当部長より、TICADに向けた横浜市の取り組みについてお話いただきました。会議開催のための運営、支援のほか、国際技術協力拡大、ビジネス支援の強化、女性活躍の推進・次世代育成・市民交流の充実という3本の柱で取り組んでいること、廃棄物管理の支援から、研修生の受け入れ、そして一校一国までの具体的なプロジェクトをご説明いただきました。

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(写真左:横浜市アフリカ開発会議担当部長 名倉直氏)
(写真右:外務省中東アフリカ局アフリカ部参事官・TICAD担当大使 紀谷昌彦氏)

続いて、国際協力局の紀谷参事官より、日本とアフリカの関係を含めて「今あらためて問う、TICADを開催する意義」と題して発表をしていただきました。その柱として①ビジネスの機会 ②地球規模課題の解決 ③国際政治という3点を念頭におきつつ、ビジネスの推進と市民レベルの交流に至るまで包括的に解説していただきました。DSCN5982

3番目に、先の横浜市、外務省の発表を受けたピエール・ゼンゲ カメルーン大使にお話をいただきました。日本とアフリカの連携はさらに緊密になる必要がある、ということが先に話されたお二人の発表からもわかること、特に日本の中小企業の協力や技術移転、そして市民レベルの交流の必要性について言及されました。一校一国プロジェクトを発展させ、日本の子どもたちがアフリカのどこかの国を訪れるような相互の関係強化になるのではないか、といったアイデアについても共有していただきました。(写真:ピエール・ゼンゲ カメルーン大使)

以下、本講座に参加された方のご意見の一部です。(質疑応答については、後日再度更新したします。)
●多面的な活動を日本がやっていることに感銘をうけました。ただ、日本一国ではなく、OECD等各国と連携・分担して進めることが必要だと思います。
●TICADがどのような活動をしているのか、といったことを改めて聞く機会に参加できたことを大変嬉しく思っています。このような機会をもうけていただきありがとうございます。

土曜日の朝にお時間をいただきご登壇いただいたピエール・ゼンゲ大使、外務省中東アフリカ局の紀谷昌彦参事官、横浜市国際局の名倉直アフリカ開発会議担当部長、ありがとうございました。そして、本講座にご参加いただき様々なご質問やご意見を出していただいた皆様、改めて御礼申し上げます。