2016年1月13日、JICA地球ひろばにて「アフリカの魅力を知る」セミナー第3回 アフリカの次世代を考える~アフリカの子ども、若者、そして起業~を開催しました(共催:外務省、世界銀行、特定非営利活動法人アフリカ日本協議会、特定非営利活動法人ACE)。
年明け平日の夕方開催となりましたが、当日は約70名の来場がありました。当日までキャンセル待ちの問い合わせがあり、アフリカの経済や起業に関する日本人の関心の高さが伺えました。
冒頭、ガーナ大使館のアルバート・イエリファ氏からの挨拶で、人口が増加して若者の潜在力があふれるアフリカで、いかに人材を育成していくか、また、現在直面してい課題などについて言及されました。
また、現在ジュネーブに本部をおく国際労働機関(ILO)の上級専門家の荒井由紀子氏からは、最近研究をしたシエラレオネ、コートジボワール、リベリアを事例に、アフリカでビジネス展開する多国籍企業が求める人材について説明がありました。
続いて、当初登壇予定でしたが急きょ都合がつかなくなった特定非営利活動法人ACE代表の岩附由香氏がビデオメッセージの中で、アフリカの子どもたちがおかれている児童労働の現状について紹介があったのち、同団体の近藤光氏は、ガーナのカカオ産地でのプロジェクトを紹介しながら労働に従事する児童の就学支援子どもの権利保護に関する取り組みを説明しました。
最後に、ガーナ人で日本で起業したクアシ・チェイ・アモアベン氏からは、日本で在日アフリカ人が起業する難しさや展望、日本のアフリカ投資の展望について語りました。
当日はJICA地球ひろばの設備により、荒井氏はジュネーブからスカイプ登壇、また、JICA関西からもビデオ参加がありました。
来月には連続セミナー最後の企画で、アフリカの女性をテーマにセミナーを開催します。