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アフリカ市民協議会総会への参加(2015/11/23-26)

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来年アフリカで開催されるTICAD VI(第6回アフリカ開発会議)。
これに向けて、アフリカ側の市民社会も大きく動き始めました。

11月24-25日、ケニアの首都ナイロビの「モナーク・ホテル」で、私たち市民ネットワーク for TICADのアフリカ側のカウンターパート「アフリカ市民協議会」(Civic Commission for Africa/ CCfA)が4年ぶりに総会を開催。大陸の5地域とTICAD開催国ケニアの代表からなる新たな執行委員会を選出しました。日本からもAfri-Canのメンバー3人が参加しています。

アフリカ市民協議会は2008年に設立されたネットワークですが、近年活動が停滞していました。
しかし、今年は初めてアフリカのケニアで開催されるということで、アフリカの市民社会も機運が高まりつつあり、政策提言や参加に向けた体制を整えるべく、新しい執行部を整えるべく総会を行ったものです。

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広大で多様なアフリカ。TICADへのアドボカシーを行うとしても、どのように意見をまとめていくのか、アフリカで意見をまとめるのも一苦労です。
CCfAはこうした問題に対し、アフリカ5地域(北部、東部、中部、南部、西部)と開催国ケニアのネットワーク代表からなる執行部を設立し、各大陸からの意見を集約して政策提言をしていこうとしています。

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TICADに向けた戦略を話し合っています。

総会ではこれまでのTICADの歴史や市民社会の取組みについて講義を行いながら、TICAD VIに向けた政策提言の戦略、重点課題について、テーマ別に討議を行いました。サイドイベントでは持続可能な開発目標(SDGs)をテーマに、市民社会のアフリカでの環境と開発への取組みを議論する場も設けられました。

新執行部選出のためのプロセスを仕切ったのが、ケニアに本部のある民主主義やガバナンス関連のプロフェッショナル集団、「アフリカ民主主義・リーダーシップ研究所」(IDEA)の教授陣です。2007-8年に起きた「選挙後暴動」をきっかけに、ケニアの市民社会や知識層は、二度と同じことを起こさせない、ということで立ち上がり、プロフェッショナルに行動しています。

新たに選出された執行部は、今年ノーベル平和賞を受賞した「チュニジア国民対話カルテット」の構成団体「チュニジア人権擁護連盟」の事務局長であるアブデラザク・ベン=ハッジ=ゼクリ氏や、カメルーンのヤウンデ大学教授で紛争問題の専門家であるウィリブロード・ゼ=ングワ氏等が選ばれました。

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アフリカ連合委員会(AUC)の市民・移民事務所(CIDO)で、ジンミ・アディサ事務所長(右から3番目)と。

11月26-27日には、新たに選出されたマウンゴ・ムーキ代表、ムンタガ・トゥーレ副代表(国際業務・アドボカシー担当)とAfri-Can世話人の稲場が、エチオピアの首都アディスアベバのアフリカ連合委員会へ新執行部選出の報告に行きました。アフリカ連合委員会のTICAD担当責任者や「市民・移民事務所」(CIDO)の事務局長にも面会して、TICAD VIに向けた本格的な取り組みに一歩足を進めました。

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